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通貨研究 ロシアルーブル 

通貨研究 ロシアルーブル

実質実効為替レート_チャート_ロシアルーブルmp
 実質実効為替レート チャート (1994〜)


?実質実効為替レート89.9??2014 12
?実質金利5.6%?2015 01

【値上がり要因】
・自律反発

【値下がり要因】
・インフレ率の急騰
・原油・天然ガス価格の一段の下落
・外貨準備の枯渇



主要通貨の中でも、最も値動きが激しい通貨です。通貨危機あり、高度成長あり、バブルあり、バブル崩壊ありと忙しく動き回り、それぞれのイベントで、値動きが大きいのが特徴です。あまりに激しく動いているため、実質実効レートの基準値は、意味が薄いかもしれません・・・。

直近の実質実効レートは、リーマンショック後よりは低く、ロシア通貨危機時よりは高い水準です。近年は高水準にあったため、暴落したというイメージほどは、低い数値ではなく、今回の危機の規模を考えると、もう一段下落する可能性を考える必要がありそうです。

実質金利は 昨年政策金利が大幅に引き上げたられた(9.5 → 17.0)ため、高い値になっておりますが、今後は、インフレ率の大幅な上昇が、予想されており、実質金利は低下が予想されます。その場合、ルーブルには下落圧力がかかることになります。

ロシア政府および、ロシア中銀は、インフレ抑止のため、ルーブル下落を阻止したいと考えているようです。14年末には、ロシア政府主導で、輸出企業の持つドルを強制的にルーブルに変える措置を行うなど、ルーブル安を阻止していました。ただ効果は一時的でしかなく、15年に入ってから、じわじわと下落を続けています。

今後の値動きですが、特に上昇要因も無く、高インフレや経済状況をを考えると、しばらくの間下落は続きそうです。注目はやはり原油・天然ガス価格でしょう。ロシアの経常収支と、財政収支に直結するため、特に重要なものです。原油価格は、直近やや下げ止まりの印象もありますが、予断は許さない状況です。ただ年末にかけて、1バレル70ドル程度まで上がるとの予想も現れはじめており、もしそうなりましたら、ルーブルが上昇する可能性もありそうです。




※実質実効為替レートは、1994からの平均値を基準(100)としております。
  各データはBIS(国際決算銀行)・世界経済のネタ帳・TRADING ECONOMICS のデータや、そのデータから計算したものを使用しております(Link省略)。





| 経済データ | 00:59 | comments(0) | - |
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