KAWASE BIIKI

中国の金融緩和 次の一手は

中国経済が不透明感を増すなか、中国政府の金融政策に注目が集まっております。

中国人民銀行は、政策金利を引き下げと銀行の準備金率を引き下げており、徐々に緩和的な政策に切り替えております。また不動産市場の下落に対応し、不動産融資に対する規制も緩め始めております。
一方、株式市場は非常に堅調で、上海総合指数は、日々年初来の最高値を更新し続けております。これは昨年まで不動産価格を押し上げていた、シャドーバンキングの資金が、株式市場へ動いてきたためと推測されており、投機的な色合いが強まっている可能性があります。共産党中央政府や人民銀行もこのような投機的な動きを深く警戒、注視しているようです。

このように不安定さを見せる中国経済ですが、これからの中国の金融政策はどうなるでしょうか。
もちろん基本的には、今までと変わらないと思われます。景気が減速して場合は、政策金利や準備預金比率を引き下げるというものになるでしょう。
ただ、気になるニュースが流れてきました。人民銀行が、非伝統的な金融政策を検討しているというものです。ソースが一箇所だったため噂だけかもしれませんが、大変興味深いです。
一般的に非伝統的な金融政策といえば、日銀やFRBが行う、量的緩和(国債等の買い入れ)を指すと考えますが、中国ではどうでしょうか。国債の買い入れでは効果が少ない(金利を下げたいなら政策金利を下げたほうが効果的)ので、何か特別なことを考えているのかもしれません。デフォルトが心配される地方歳の救出や、銀行の不良債権の直接買取、人民元の自由化、資本移動の自由化、貸出金利の上限撤廃などが考えられますが、どうでしょうか。

中国経済が転換期を迎えているのは明白です。其のときが何時になるのか、どのような形になるのか、世界中が注目しています。これからなにやら大相場になりそうな気配は感じますが、まずは世界中の猛者たちとの情報戦、厳しい争いになりそうです。



| コラム | 20:30 | comments(0) | - |
<< 実質実効為替レート 2015年3月 | main | くりっく365 トルコリラ円(TRY/JPY)上場 >>









■ LATEST ENTRIES
■ CATEGORIES
■ ARCHIVES
■ SEARCH
■ LINKS
■ PROFILE