KAWASE BIIKI

WTI原油市場のボラティリティ

リスクオフが進み為替市場の変動率が高くなっていますが、原油価格市場が驚くほど高い変動率になっています。
具体的に見ていきます。

?終値(ドル・バレル)
?変動率(前日比)
2015年8月24日??? ?38.24? ????????? -4.51%
?25日
?39.31? ?2.80%
?26日??? 38.60?? -1.81%
?27日?42.56?10.26%
?28日?45.22?6.25%
?30日?44.85?-0.83%
?31日?49.20?9.71%
?9月1日?45.41?-7.70%
2日?46.25?? 1.85%
3日????????? ???????????? 46.75????????? 1.08%


24日が直近での最安値で、そこから上昇している状態です。24日は為替市場も大きく動いた日です。
為替と比べても、日々の変動率が高いのが分かると思います。この表は終値ベースのため、日中の動きはさらに大きくなります。もともと原油を含めた商品先物市場の価格は大きく動くものですが、最近ではこの幅がさらに大きくなっています。2桁の値動きというのは原油市場でもそこそこ珍しいものです。

この値動きの原因ですが、27日・28日はそれほど大きなニュースは無かったかと思います。これまでの価格下落の動きの反動と考えてよいでしょう。その後は、OPECがOPEC外の原油生産国と、「原油生産量・原油価格を調整する話し合いをする予定がある。」という情報が広まったための動きと思われます。

この40ドル前後という価格ですが、北欧・ロシア・中南米・アフリカなどの油田では、利益が出ない水準と想定されます。アメリカでもシェールオイルを中心に厳しい情勢です。運転資金の調達先であるハイイールド市場の動きも心配されます。中東でも、利益自体は出るでしょうが、より高い価格を想定して国家予算を組んでいるため、国政という点では厳しいと思われます。

現在、世界各地で在庫が積みあがっているほかに、近いうちに経済制裁を解除されたイランの原油が世界市場に出荷される予定です。各地で油田の閉鎖も数多くあるでしょうが、しばらくは供給多寡の状態が続きそうです。


| 経済データ | 00:08 | comments(0) | - |
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