KAWASE BIIKI

9月の中国の外貨準備高は1.3%の減少

先月9月末の中国の外貨準備高は、3兆5140億ドルと発表されました。8月末比で433億ドル(1.3%)の減少となります。減少幅は8月に過去最大まで拡大しましたが、今月は減少幅が縮小しています。

????  前月比  (前月比率)??
 6月末  ?3.69兆ドル????
 7月末?  3.65兆ドル??  -0.04??  (-1.1%)?
 8月末?  3.56兆ドル??  -0.11??  (-2.5%) ?下落額過去最大
 9月末 ? 3.51兆ドル??  -0.04??  (-1.3%)?


8月11月の人民元レートの変更以来、中国国内からの資本流出が拡大しており、人民元相場にも下落圧力が加わっています。中国人民銀行は、ドルペッグ制維持のため、外貨準備を利用した為替介入を行っていますが、今回の下落もこの介入への利用が主な理由と思われます。資本流出額の増加に伴い、介入コストの増大が懸念されます。なおシティグループによると外貨準備の下限額は、2.6兆ドル程度と試算されています。

中国人民銀行の介入ですが、介入方法が少し変更されています。人民元レート変更以前は、中国国内で取引されるオンショア人民元(CNY)市場が対象でしたが、現在は海外で取引される,オフショア人民元(CNH)市場が対象になっています。これにより2種類の人民元レートの価格差を縮小させています。(人民元レート変更以前は、オフショア市場での人民元が下落し、2つの人民元間での価格差が拡大。これがレート変更の引き金になった。)


今回、外貨準備高の減少幅が縮小したため、当面の大幅な人民元レートの変更の懸念は払拭されるように思えます。政治日程との兼ね合いもありますが、今月中の人民元レートの変更は無いと予想します。本命は来年2016年の春節後でしょうか、早めに対策を考えたいところです。


| 経済データ | 23:40 | comments(0) | - |
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