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アメリカドル(USD) 為替予想2019前半

アメリカドル(USD) 為替予想2019前半

 

★総評【弱い】

半年〜1年で、実質実効為替レートが  - 5% 〜   - 15%

 

2018年は粘り強い動きを見せたアメリカドルは下落を予想します。現水準の割高感が強い中で、ファンダメンタルズの悪化、IMM通貨先物ポジションなど、下落させるための外堀は埋まった感があります。そうした相場環境の中で、利上げ期待が剥落すれば、一気に下落幅が拡大するおそれもあるとみています。

それでも、相場全体がリスクオフになった場合や、バランスシート縮小の動きから、新興国から米国への資金移動が続く場合は、現在水準での価格維持は可能性がありそうです。

 

 

★経済状況

米国経済はものすごく好調です。3%台の経済成長は先進国の中では高い水準、完全雇用の実現、2%程度の安定したインフレ率、最高益を更新する企業業績と世界中がうらやむ数字が並びます。

そんな中で心配されるのは、貿易指標の悪化です。貿易収支・経常収支共に赤字で赤字幅は拡大しています。好景気から消費が伸びたことで、直近の輸入が急上昇し、貿易収支の悪化の要因となったと考えられます。また金利が上昇したことで、利払いが増加していることも考えられます。

債務水準は金融機関の債務は問題ないのですが、企業債務のうち低格付けの債務残高が問題となっています。金利が上昇する局面でデフォルトが増える可能性が高まっています。また個人の債務は高水準、自動車ローンや消費者クレジットはこれ以上増やせない水準まで増加していると思われます。

 

 

★金融政策

米国FRBの2018年の金融政策は、4回の利上げとバランスシートの縮小(縮小幅の拡大が4回)という緊縮的なものとなりました。2019年も2回から4回程度の利上げが予想されていたのですが、足下で株価が急落していることで、こうした予想を見直す動きが出てきているようです。場合によっては1度も利上げできない可能性も考慮する必要がありそうです。しかし、バランスシートの縮小は粛々と進めていく方針のようですので、他国と比較しますと、相対的に緊縮的な金融政策になることが予想されます。

 

 

★トレードアイデア

・EUR/USD L

 

基本的には売りで見ていきたい通貨です。相手はユーロか日本円でしょう。上昇予想の通貨が少ないため、選択肢は少なくなります。株価が大きく動いているため、年初の動きがやや急になる可能性もあり注意したいところです。

 

 

| 為替予想 2019前半 | 08:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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